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市長コラム(平成19年8月28日)

鳩ヶ谷市の合併実現に向けて

大変厳しい残暑が続いておりますが、8月末ともなりますと、さすがに朝夕は秋の風情が感じられます。今年の夏は殊の外暑く、熱中症で救急車で搬送された市民は14人(県内では650人)を数えました。間もなくこの暑さも峠を越えそうです。

○ さて、8月25日(土)、川口市との合併に賛同する市民の皆様が「鳩ヶ谷市合併推進市民の会」を設立、合併問題に主体的に取り組んでゆくことになりました。今後、会員の募集をはじめ、様々な啓発活動を行うと伺っておりますので、私も大いに期待しているところです。
 鳩ヶ谷市にとって川口市との合併問題は、戦前から続く大きな政策課題です。その時々の時代背景が密接に絡んでおり、合併をめぐり激しい政争もありました。「鳩ヶ谷市史」に基づいてこれまで歩んできた合併の歴史についてふれますと

 ①戦前の大合併

 鳩ヶ谷町は、昭和15年4月1日に川口市と合併しました。当時、戦争遂行のため生産力の拡充・強化が急がれており、軍政上の事由から国、県の主導により計画され、実施されました。大宮市を中心とした合併が頓挫したため埼玉県の合併のシンボルと見なされ、県の強力な指導がなされました。鳩ヶ谷町民の感情は大変複雑なものがあったと見え、第75回帝国議会では鳩ヶ谷の合併問題について質疑がなされたところです。

②鳩ヶ谷町の川口市からの分離

 戦前の大合併の主眼は軍需工業都市の育成にありましたが、戦災によって軍需工場は機能停止し、合併の大義が失われました。そのため、自治権を強化、拡大する観点から昭和23年7月の地方自治法の一部改正により、合併した町村でも当該法律施行日から2年以内であれば旧に復することができる旨の規定が設けられました。こうしたことから鳩ヶ谷町でも川口市からの分離独立をめぐり、激しい論争が展開されましたが、結局、昭和25年6月に住民投票にかけられ、川口市からの分離が賛成多数となり、昭和25年11月1日に川口市から分離独立し、新たな鳩ヶ谷町が誕生したわけです。

③昭和の大合併

 戦後、様々な内政改革が進む中で、昭和24年のシャウプ勧告により、市町村の行財政基盤の強化が図られることになりました。昭和28年に町村合併促進法が、昭和31年に新市町村建設促進法がそれぞれ制定され、県は昭和32年3月29日に「川口市と鳩ヶ谷町の合併」を勧告するなど強い合併への指導を行いました。
 これを受け鳩ヶ谷町議会は昭和33年3月に川口市との合併を可決しましたが、その後進展が見られず、町議選で反対派が多数を占めたため、勧告は打ち切られてしまいました。

④平成の大合併

市民の日常生活圏の拡大、行政ニーズの多様化、少子高齢社会や厳しい財政状況、さらには地方分権の促進のため、平成12年に合併特例法が成立。また、平成17年に更に5年間延長(合併新法)になりました。鳩ヶ谷市は、川口市及び蕨市との三市合併を推進することとなり、平成14年12月26日に任意による合併協議会を設立、その後平成15年12月24日に法定合併協議会に移行し、検討が進められましたが、平成16年9月30日に川口市が離脱したため、三市合併は実現できませんでした。
 その後、鳩ヶ谷市は平成17年11月2日、川口市に対して2市合併による協議の申入れを行いましたが、川口市側から条件の指摘がなされ協議に入れず、今日を迎えております。
 

 鳩ヶ谷市は、こうした歴史が示すとおり、合併問題については町を二分するなど常に苦汁の選択をしてまいりました。市民の皆様は、その都度、地域の将来を見据え、誇れるまちを創ろうと決断をしてこられたと考えております。

 今、全国の市町村では合併が進み、平成11年3月31日に3232あった市町村が、平成20年1月1日には1799にまで減る予定です。

 私は、合併新法に基づく、国の財政支援措置(平成22年3月31日まで)がある中での合併が望ましいと思っています。

 私は、これまでと同様、市民の意思、民意に基づき、また、市議会とも十分な連携を図りながら合併の早期実現に引き続き努力してゆく決意であります。

○ 暑かった夏を反映し、市民プールの利用者が、昭和49年の開設以来大きな事故もなく、利用者が250万人に達しました。
 去る
8月13日(月)に250万人目になられました市内本町1丁目にお住まいの古川壱君(6歳)に記念品を差し上げました。施設も古くなってきておりますが、この機会を節目に今後とも安全、安心と清潔感、サービスをモットーに、利用者本位の市民プールを目指していきたいと思います。

○ また、9月に入ると間もなく、定例市議会が開催されます。平成18年度の決算審査など市民生活にとりまして重要な議案の審議がなされますので、機会をつくって傍聴にきてください。

○ さて、9月15日(土)〜16日(日)は、楽しみな「縁
JOY鳩ヶ谷フェスタ」が盛大に開かれます。今年は、「商工まつり」と「鳩ヶ谷まつり」が合同で開催されるとともに、新たに南鳩ヶ谷駅前を祭り会場に加え、市内全域で楽しめるようになっております。
 市民の皆様が思い出に残るような、楽しい2日間になりますよう、こぞってご参加されますようお願いいたします。


 

鳩ヶ谷市長 木下達則

 

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秘書広報課 07年08月28日掲載

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